職人紹介

上原秀美

琉球ガラス村の売店で働きだした時も隣の工場で花を作っていたのが気になってしかたがなかったらしいです。売店の休み時間に工場に見学に通い、やっぱり「花」を作りたいという気持ちを抑えきれず、2年後工場勤務することになりました。といっても始めは先輩が作った花を運ぶだけの毎日。その量は半端ではなく、1日に葉っぱなら5千枚、完成品の花なら5百本を作っていく大忙しの職場。琉球ガラスの花作りは、「はさみで花びらを切る人」「花びらをまとめで花を作る人」そして「出来上がった花を徐冷窯に運ぶ人」の完全分業制で、上原さんが花作りをさせてもらうには3年の年月がかかったそうです。

助手

「仕上げの仕事を優先するのは、恐い班長だからですか?」という若造の愚問に、上原さんは「よい作品を作るために仕上げは最も重要な仕事だからですよ」と真面目に答えてくれました。その後に「班長の正さんは優しいですよ」と笑って付け加えました。 その日は、仕上げの模様付けのために別のガラス素地を加える「生地巻き」や仕上げと吹き手のつなぎの「ボンテン」、吹き手が素地につけてから吹く「金粉の準備」と忙しく動き回る上原さん。その合間に使い終わったボンテン竿から不要のガラス素地をきれいに取って熔解窯の中で温める。冷めた竿だとガラス素地がくっつかないので、作業ができないからだそうです。

家族

上原さんのお休みは基本的には3日働いて1日休みのシフト制。大人になった子供たちが、上原さんのスケジュールを聞いてから休みを合わせてくれるらしい。また、月に一度の日曜日の休みには建築の仕事をされているご主人とドライブするのが楽しみだそうです。ドライブの目的地は本島内のガラス工房ということが多いらしい。最初は上原さんの希望だったけれど、今ではご主人の方が積極的で、「ここに新しい工房ができたみたいだよ」と情報を持ってくるほどハマっているようです。ご夫婦の仲のよいのもガラス作りのお陰なのかもしれません…(ぺこり)。

やっぱり花

上原さんが初めてガラスを吹いた時には、加減がわからず吹きすぎてパンクしたとのこと。でも自分で吹いたり、仕上げをしたりすることによって、吹き手や仕上げの気持ちがわかるようになって、その後の助手の仕事がやりやすくなったと貴重な体験談を話してくれました。若造も仕事に取り組む教訓とさせていただきます。

一覧へ戻る

お気軽にお問い合わせください。
営業時間:9:00-18:00(年中無休)※工場見学は17:30までになります。
※台風接近時は閉店する場合がございます。

お電話でのお問い合わせ アクセス詳細へ