職人紹介

石原毅

ネギでトゲを抜く

小学生時代に手にトゲが刺さった時のエピソードには驚かされました。その時、ちょうど宮古島から親戚のおじさんが来ていたらしいのですが、自宅で手にトゲが刺さって困っている石原少年におじさんは「トゲを抜いてあげるから、ニンニクをもっておいで」と言ったのでした。台所に行ってお母さんにニンニク頂戴というと、ニンニクはないけどネギならあるよって言われたので、ニンニクでトゲが抜けるならネギでもいいだろうと思い、おじさんのところにネギを持っていきました。それを見たおじさんは、どうしてネギでトゲが抜けるんだと大笑い。事情を説明したんだけど、なんだか会話がかみ合わない。実は伊良部島でニンニクを意味する言葉、宮古島では「針」という意味だったんだと石原さん。隣りの島なのに全く通じない言葉があるんだよと説明してくれました。

トップセールスマン

ただ長々と話す余裕はない。ガラス素地をとって、固まるまでのちょっとの時間を利用しての説明です。少ない会話で関心度を上げるには、ポイントをつくことが大切。「今、○○を作っています」と言う短い言葉でお客さんを楽しい気持ちにさせます。漠然とすごいと思っていただけの頭の中にイメージを湧かさせたのです。よりイメージを具体化させるために出来る限り完成サンプルも見せるようにしているそうです。お客さんが「すごいな~」と思った後に「何を作っているんだろう」と思うということをきちんと心理分析ができているんです。その後に工程の話やガラスの性質などを話すと、お客さんは更に関心をもってくれます。仕上げの部分もしっかり見てもらいたいけど、熔解窯の向こう側だったりすると、遠くてよく見せられないことがあるのと石原さんは本当に残念そうに語ってくれました。

感動体験

誰でも始めてのガラス作りの体験は緊張します。熱さへの恐怖心もあるので震える人も多いようです。実は、男性よりも女性の方がこのガラス体験はうまいらしいですね。男性は力が強くて動かないくらいガチガチになっちゃうこともあるけど、逆に女性の方がリラックスするのがうまいようです。石原さんが女性をリラックスさせるのがうまいのではと言おうと思ったけど、やめときました…。 石原さんに、お客さんに感動してもらうためのテクニックをこっそり聞かせてもらいました。まずは熱が恐いという恐怖心を取り除いてもらう。一連の流れは説明するけど、中にはドキドキしてほとんど聞いてない、というか聞こえてない人もいるようです。そんな人でも工程を進めながら説明するのでもちろん大丈夫。でもついつい作業をするということに没頭して、それができたと満足してしまうことが多いらしいんです。

魚屋さん

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