職人紹介

金城千枝子

廃ビン洗ビン

毎日忙しく仕事をしていましたが、しばらくしてビンを洗う仕事が忙しくなくなってきたそうなんです。理由は洗うビンがなくなっちゃったから。ということで洗い専属の金城さんも廃ビン探しに出かけるようになったとのこと。酒屋さんなどに行って、廃ビンを回収しに行ったそうなんですが、毎日自分で集めてきては、自分で洗うというパターンでそれまでよりも忙しく仕事をすることになりました。 当時は週休2日じゃなくてほとんど月休2回。仕事も多かったで、毎日のように2時間は残業があったらしい。3人の子供を抱えていた金城さんは、家に帰ってからも主婦として、母親として、とっても忙しかった。家事や育児をこなして、毎日寝るのは深夜2時くらい。今思えば、若かったからできたのかなと金城さんは思い出すように語ってくれました。

女性チーム

現在あるガラスの花はほとんど作ったことがあるそうで、中には金城さんのアイディアがデザインされたものもあるとのこと。売店で実際に商品の「花」を持ちながら若造に色々と説明をしてくれました。「昔はこのバラの花びらは、中に4枚で外に5枚。今は3枚5枚になっているんです。」と歴史を感じさせる話も聞かせてもらいました。 女性ばかりと言えば、できあがったガラスを徐冷窯に入れて冷ます作業も女性ばかり4名で行ったこともあるとのこと。当時は完成したガラスを冷ましている途中に割ってしまうことが多かったらしいんです。これも丁寧な仕事をするだろうと女性のチームが組まれて、静かに徐冷窯に入れて、次の日に窯から出すという作業を行ったそうです。翌朝、冷めてるといってもまだまだ熱い窯の中のつらい日々だったようですが、結局は作業中に割ってしまうというものより、自然に割れてしまうものが多いということがわかって、女性チームは解散。原材料や製作工程の中で割れにくいガラスの研究・改善が行われるようになったようです。

免許

何がすごいって、この運転免許取得は家族に全く内緒だったんです。普通に行ってきますと家を出て毎日午前中は自練に通い、午後から工場で仕事をしていたんです。内緒にしていた理由は、心配かけたくないというのもあるけれど、「できないさ~」「あぶないさ~」「事故起こしたら大変さ~」とガミガミ言われるのが嫌だったようです。絶対そう言われるというのがわかっていたので、それなら内緒で取っちゃえと思ったとのこと。それまでの金城さんなら取ろうとも思わなかったが、自分はできるという花作りで得た自信がそういう行動を起こさせたようです。

わんからわんから

しか~し、女性ばかりの班の頃にはそうはいかなかったそうです。女性ばかり、10数人もいたらあちこちでイガミ合いが毎日あって、かなりギスギスした職場。今とは正反対で、根にもって次の日もいがみ合っていたらしいです。各々が「わんから、わんから(私が私がというウチナー口)と自己主張してまとまらない。あの人には負けられないという異様なライバル心があったようです。でもそんなことも20年も経つと笑い話になるけどねと、当時の金城さんとライバル関係にあった女性職人と久しぶりに会って思い出話をしたことを笑顔で話してくれました。

一覧へ戻る

お気軽にお問い合わせください。
営業時間:9:00-18:00(年中無休)※工場見学は17:30までになります。
※台風接近時は閉店する場合がございます。

お電話でのお問い合わせ アクセス詳細へ